「生を見つめるための入棺体験会」ご報告

3月3日に「生を見つめるための入棺体験会」が開催されました。「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合うコミュニティ“これから楽交(がっこう)”と専行寺とのコラボ企画。

内容は、➀挨拶 ➁環境にやさしいお棺「エコフィン」の説明 ➂入棺体験 ➃話し合い ➄プチ法話 です。

今回は関西からの出張中にわざわざ参加された方もいらっしゃいました。座談では、「私たちはあと何年生きられるかと〈引き算〉のいのちを考えてしまうけど、本当は一息一息の今をもらっている〈足し算〉ではないか?」こんなお話に至りました。

明治の親鸞と呼ばれた清沢満之は、「生のみが我らにあらず、死もまた我らなり。我らは生死を並有するものなり」と仰いました。死することも含めて私たちのいのちの厳粛な営みであると…。いま終活ブームといわれていますが、ほんとうの意味での「終活」は、その眼をいただくところから始まるのではないでしょうか。

 

入棺体験2015・3・3

 

 


3月・4月の行事案内

3月
◆生を見つめるための「入棺体験会」(申込制)
・日 時  3月 3日(火)19:00
・日 程  ➀挨拶 ➁環境にやさしいお棺「エコフィン」の説明 ➂入棺体験 ➃話し合い(軽食あり) ➄プチ法話
※私たちは「生死一如」のいのちを生きています。ふだん眼を背けている「死」というものにきちんと向き合ってみると、おのずと自分の「生」を見つめる眼が与えられます。いま終活ブームといわれていますが、ほんとうの意味での「終活」は、その眼をいただくところから始まるのではないでしょうか。毎回、初めてお寺に足を運ぶ方々も参加されています。どうぞお気軽にお出かけください。
※「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合うコミュニティ“これから楽交(がっこう)”と専行寺とのコラボ企画です。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

◆仏具お磨き奉仕
・日 時  3月13日(金)10:00(作業終了後、昼食)
 ※作業しやすい服装でお出かけください。昼食は寺で用意します。
 ※ご奉仕の可能な時間だけのご参加でも結構です。ご協力をお願いします。

◆輪読会
・日 時  3月13日(金)13:00(上記の奉仕作業日の午後。昼食後に開催)

◆春彼岸
・日 時  3月18日(水)~24日(火)
 ※彼岸入りの日から4月8日(花まつり)まで、本堂の花御堂にお釈迦さま誕生仏を安置しています。ご参拝の折には甘茶をかけて誕生をお祝いください。

◆春彼岸法要 
・日 時  3月22日(日)11:00 
・日 程  ➀勤行 ➁法話 ➂おとき(食事)
・法 話  松井憲一 先生(京都・道光舎主宰 / 道専寺前住職)
※墓参はぜひ法要に合わせてお出かけください。

4月
New!
◆お寺でカラダもリフレッシュ!「ピラティス」(申込制)
・日 時  4月10日(金)13:00(今回は下記の仏教入門講座開会前に開催します)
・指 導  竹井景子さん(ピラティス&ジャイロキネシス トレーナー / ダンス インストラクター)
※ヨガと同じストレッチ効果とともに、体幹の筋肉を鍛え、脊柱や骨盤も整えていく「ピラティス」。普通に生活しているだけでは失われていく筋力を回復させてくれます。トレーナーの竹井景子さんは専行寺ご門徒のお嬢さんです。一人ひとりにあったトレーニングで指導してくださいます。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

◆仏教入門講座
・日 時  4月10日(金)14:00
・法 話 「正信偈のこころ」海 法龍 先生(長願寺住職 / 首都圏広報誌『サンガ』編集委員)
※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座。偶数月開催。

◆東京4組同朋会(申込制)
・日 時  4月16日(木)
・会 場  専行寺
・テーマ 「真宗門徒として生きる」-どこで私は仏教徒といえるのか?-
・講 師  松井憲一 先生(京都・道光舎主宰 / 道専寺前住職)
※専行寺が所属する真宗大谷派東京4組の合同法話会。
※お申込み・詳細のお問合せは専行寺までどうぞ。


2015年3月の言葉

静かにおのれを悲しむこころより真実の力は生まれる。

武内了温