「仏教入門講座」と「ピラティス教室」が開催されました。

2015年10月05日

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10月1日(木)
「仏教入門講座」が開催されました。ご法話は海法龍 先生。「正信偈のこころ」をテーマにお話しいただいています。今回は『正信偈』依経分の結び「弥陀仏本願念仏・邪見憍慢悪衆生・信楽受持甚以難・難中之難無過斯」というお言葉を中心にお話しいただきました。

〈法話聞書〉
「私たちは方向性が定まりません。本願の名号(南無阿弥陀仏)は、本当の意味での方向を定めてくる。それは、方向性を決めている私の立っているところ、立ち位置。それがどこなのかということがはっきりするということです。どこに立っての政治か?どこに立っての教育か?どこに立っての医療か?どこに立っての僧侶か?どこに立っての親か?それがはっきりすれば、それぞれの道が自ずと開かれてくるのです。“至心信楽”という真実の世界。本当というところに立たなければいけないのではないか。私たちが立っているところは実は本当でないところに立っているのではないか。本当という方向性を示してくださっているのです」

「“至心”とは真実。浄土の世界。彼岸の世界。西方極楽浄土。西方十万億土だと教えられます。十万億土という遠いところにあるという表現ですが、それは人間の迷いの心が深いということです。本当のことは私たちのところにあるのだけれども、私たち自身にそれを見る力、眼がない。つまり教えが難しいのではない。私たち自身に難しいものがある。“信楽受持甚以難” 信楽を受持することはなはだ難し、です。教えが難しいのではなくて、私の心が難しい。私の心が迷いだから、その迷いの心で見えない。親鸞聖人の見方というのは方向が逆転するわけです。私たちはいつも教えを対象化する。南無阿弥陀仏を向こうにおいて難しいと言っている。向こうから言えば、難しい原因は私たちにある。そのことに目を覚ましてほしいから教えの言葉が願いとして生まれてきているのです」

〈次回予定〉
日時  12月7日(月)14時30分から。
法話  「正信偈のこころ」海法龍 先生(長願寺住職/首都圏広報誌『サンガ』編集委員)
※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座です。連続講座ですが途中からでもお気軽にどうぞ。

法話会2015.10

引き続き「ピラティス教室」が開催されました。
ピラティスはヨガと同じストレッチ効果とともに、体幹の筋肉を鍛え、脊柱や骨盤も整えていく運動です。今回は法話をお聞きした後にカラダもリフレッシュするひとときとなりました。皆さんリラックスして体をほぐされました。トレーナーの竹井景子さん(ピラティス&ジャイロキネシス トレーナー /ダンス インストラクター)は専行寺ご門徒のお嬢さんです。一人ひとりにあったトレーニングで指導してくださいます。
〈次回予定〉
日時  12月7日(月)13時から。
※定員10名。申込制。専行寺までお申込みください。

ピラティス2015.10①