「浄土真宗」という問いかけ

2014年11月03日

トップ > 行事と活動 > 住職のよもやま話 > 「浄土真宗」という問いかけ

専行寺のホームページが開設されました。
これを見たわが家の子どもたちの第一声はそろって「立派なホームページだねぇ~!」
寺の実態がホームページに負けないよう?さらに精進していこうと思います。(笑)
どうぞよろしくお願い致します。

さて、当寺院は開創以来約400年にわたって「浄土真宗」の看板を掲げています。この浄土真宗という言葉は単なる宗派名ではなく、浄土真宗という仏道の本質をあらわしています。「真宗」とは文字通り「真実の宗(むね・よりどころ)」。つまり「浄土こそが真実のよりどころですよ」と私たちが呼びかけられる仏道であることを示しています。

「私たちの一生を貫くような生きる力・よりどころになるものは何か?」
「偽(にせもの)や一時的な仮(かりのもの)を真実と思い込んで生きてはいないか?」

そのように私たちのあり方が仏さまから問い返されるところに「浄土真宗」との出遇いがあるといえます。

親鸞聖人は師である法然上人との出遇いを通して「浄土真宗」という仏道に出遇われました。教団や寺がイコール浄土真宗ではありません。教団や寺を縁として、私たちが仏さまからの問いかけを受けとめたならば、そこに「浄土真宗」が息づいているといえるのでしょう。
このホームページもそのような出遇いのひとつの手がかりになればいいなと思っています。