専行寺前坊守が還浄致しました。

1月12日(木)、専行寺前坊守・平松純江(法名・釋尼純耀 83歳)が浄土に還りました。1月24日(火)25日(水)の二日間にわたり、通夜葬儀が勤められました。有縁の皆様には生前大変お世話になりましたこと、厚く御礼申し上げます。

前坊守(住職の母)は、栃木県足利市の真宗大谷派・御影寺の九人兄弟の三女として誕生し、当寺に嫁いで約60年、地域の皆様とご門徒に支えられて歩みを進めてまいりました。1977(昭和52)年からは老朽化した本堂・庫裏の再建事業が始まり、多くの皆様のご協力によって1989(平成元)年に落成の慶讃法要を勤めさせていただきました。先代住職が体調を崩すなかでも事業が完遂し、現在の専行寺の礎が築かれましたことは、陰で支えておりました前坊守にとっても大きな喜びと安堵の仏事でございました。
12年ほど前から心臓の疾患と膠原病を患いましたが、このところ病状は落ち着いていました。直前の新春法会でもご門徒と共に落語や尺八の演奏を楽しんでおりましたが、最後は心不全により還浄致しました。

通夜のご法話で海法龍先生(長願寺住職)が、「これまで何を大事に生きてきたのか、これから何を大事に生きていこうとするのか?大切な方の命終という事実が、私たちの人生に大切な問いを与えてくださいます」と語ってくださいました。生前、声高に仏法を語るようなことはない前坊守でありましたが、「老病死していくいのちを最後まで大切に生きるとはどういうことなのか?」このような前坊守の自身への問いかけが、遺された私どもに静かに手渡されたように感じています。

皆様から賜りましたご厚誼に対し、重ねて御礼を申し上げます。誠に有難うございました。

専行寺前坊守葬儀1
通夜荘厳
専行寺前坊守_平松 純江 葬儀__129
専行寺前坊守_平松 純江 葬儀__136
専行寺前坊守_平松 純江 葬儀__156
専行寺前坊守_平松 純江 葬儀__113
専行寺前坊守_平松 純江 葬儀__224
専行寺前坊守_平松 純江 葬儀__287
専行寺前坊守法名
掲示板2017・1

 


「修正会」「新春法会」が勤められました。

1月1日(金)元日

10時より「修正会(しゅしょうえ)」が勤められました。
新年を迎え、仏前にて心静かに自分自身を見つめ、1年の歩み出しを始める法会です。
式次第は、➀開扉 ➁静座 ➂三帰依 ➃勤行 ➄献杯の儀 ⑥法話(住職挨拶)。
終了後、書院にてお汁粉(ぜんざい)が振る舞われました。

2017%e4%bf%ae%e6%ad%a3%e4%bc%9a2
2017%e4%bf%ae%e6%ad%a3%e4%bc%9a5
2017%e6%a4%bf2

 

1月9日(月)成人の日

「2017年新春法会」が勤められました。
式次第は、➀勤行 ➁献杯の儀 ➂挨拶 ➃落語&尺八・箏の調べ ➄福引
終了後は懇親会。落語会には林家正雀師匠とお弟子さん方。尺八&箏の演奏は工藤煉山さんと池上亜佐佳さん。本堂にご門徒の笑顔があふれる華やかな催しとなりました。

2017新春法会 勤行
2017新春法会 挨拶2017新春法会 彦星さん
2017新春法会 金平さん
2017新春法会 煉山さん亜佐佳さん
2017新春法会 正雀師匠
2017新春法会 出囃子
2017梅

専行寺では、本年もさまざまな行事や集いが開催されます。ご参拝を心よりお待ちしております。


2017年2月の言葉

わたしの「ふつう」と、あなたの「ふつう」はちがう。
それを、わたしたちの「ふつう」にしよう。

愛知県の人権啓発ポスターより