「修正会」が勤められました。

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月1日(金)元日
10時より「修正会(しゅしょうえ)」が勤められました。
新年を迎え、仏前にて心静かに自分自身を見つめ、1年の歩み出しを始める法会です。
式次第は、➀開扉 ➁静座 ➂三帰依 ➃勤行 ➄献杯の儀 ⑥法話(住職挨拶)。
終了後、書院にてお汁粉(ぜんざい)が振る舞われました。

今年は1月11日(月)成人の日に「新春法会(新年初参りと落語会)」も開催されます。ぜひお気軽にお出かけください。専行寺では、本年もさまざまな行事や集いが開催されます。ご参拝を心よりお待ちしております。

修正会2016③
修正会2016
修正会2016②
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keijiban
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奉仕活動「仏具みがき」「年末煤払い」が行われました。

12月25日(金)

元日の「修正会(しゅしょうえ)」と1月11日(成人の日)の「新春法会(落語会)」に向けた「仏具お磨き」と「煤払い(すすはらい)」の奉仕活動が行われました。

「仏具お磨き」とは、本堂に置かれている花瓶やローソクの燭台などの真鍮製仏具をすべて下ろし、ひとつ一つ丹念に磨いていただく奉仕作業です。真鍮ですので磨くと見事に輝きを取り戻します。仏具を磨きながらの雑談も楽しいひととき。毎回皆さんの笑顔があふれる奉仕活動です。

午後は本堂の煤払いと大掃除。おかげさまで綺麗になりました本堂と仏具で新年を迎えることができます。今回ご参加いただいたのは14歳の中学生からなんと90歳の方々。皆様ありがとうございました。

専行寺では年6回の定例法要の前に「仏具お磨き」をお願いしています。奉仕活動を通して、仏さまをより身近に感じていただければ幸いです。

次回の「仏具お磨き」は 3月14日(月)です。(お手伝いいただける時間だけのご参加でも結構です。ご協力をお願いします)

お磨き2015・12・25
お磨き2015・12
お煤払い2015・12
お煤払い2015・12・25

林家正雀師匠 来たる!

2016年お正月の行事は、元日恒例の「修正会」に続き、11日(成人の日)に「新春法会」が開催されます。第2部の落語会には林家正雀師匠がお越しくださいます。お楽しみに!皆様ぜひお出かけください。

※詳細はこちら→ 2016新春法会

林家正雀師匠

 

 

 


1月・2月の行事案内

1月
◇修正会
1月 1日(金)元日 10時 
〈日 程〉開扉・静座・勤行・献杯・挨拶

◇新春法会
1月11日(月)成人の日 
〈日 程〉13時30分 勤行・挨拶 
     14時    落語(林家正雀・豊田家金平ほか)
     15時30分 福引・懇親会

◇真宗大谷派東京教区 報恩講(東本願寺真宗会館)
1月26日(火)10時30分 帰敬式(法名授与式)
1月27日(水)11時30分 逮夜法要   法話 池田勇諦 先生(同朋大学名誉教授)
        16時30分 報恩講の夕べ 「ライブ・イン・浄土の真宗」えにしを生きる
1月28日(木) 8時    晨朝法要   法話 朝倉俊隆 先生(東京・報土寺)
        10時30分 日中法要   法話 池田勇諦 先生(同朋大学名誉教授)
        ※詳細はこちら→東京教区報恩講http://www.ji-n.net/gyoji/houonkou.html

2月
◇お寺でカラダもリフレッシュ!「ピラティス教室」(申込制)
2月 4日(木)13時30分
〈指 導〉竹井景子さん(ピラティス&ジャイロキネシス トレーナー /ダンス インストラクター)      〈参加費〉500円                                     
※ヨガと同じストレッチ効果とともに、体幹の筋肉を鍛え、脊柱や骨盤も整えていく「ピラティス」。普通に生活しているだけでは失われていく筋力を回復させてくれます。トレーナーの竹井景子さんは専行寺ご門徒のお嬢さんです。一人ひとりにあったトレーニングで指導してくださいます。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

◇「仏教入門講座」
2月 4日(木)14時30分~16時30分
〈法 話〉「正信偈のこころ」海 法龍 先生(長願寺住職 / 首都圏広報誌『サンガ』編集委員)
〈参加費〉500円
※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座。偶数月開催。

◇「真宗大谷派東京4組同朋会」
2月19日(金)13時30分~16時30分
〈会 場〉諦聴寺(渋谷区代々木3-26-1)
〈テーマ〉「私が仏に求められていること」―真宗が利益―
※申込制(詳細は専行寺までどうぞ)


「五箇山・井波・金沢をめぐる旅」ご報告

11月24日から26日にかけて秋の参拝旅行に出かけてまいりました。
往復とも北陸新幹線を利用した今回の旅、初日は富山県南砺の五箇山、妙好人「赤尾の道宗」ゆかりの行徳寺と世界遺産・相倉合掌造り集落へ。2日目は井波彫刻の粋を集める真宗大谷派井波別院・瑞泉寺と城端別院・善徳寺、そして版画家・棟方志功ゆかりの福光へ。志功が戦時中疎開していた光徳寺と福光美術館では大胆かつ荘厳な作品の数々を拝観することができました。3日目は東尋坊から蓮如上人(本願寺八代)ゆかりの吉崎御坊と金沢・兼六園へ。
富山県南砺地方では綽如上人(本願寺五代)・蓮如上人以来の伝統として「講」と呼ばれる寄り合いの場で念仏の教えが相続されてきました。今でもその教えのもとに互いに支え合いながら暮らす「結(ゆい)」「合力(こうりゃく)」と呼ばれる精神が人々を繋いでいます。棟方志功の心に響き、柳宗悦の民藝美論にも新たな方向性を与えたといわれるこの地の精神風土。「土徳」と呼ばれるものにふれた気がした旅でした。

 

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「報恩講」が勤められました。

11月3日(火)文化の日

宗祖親鸞聖人の報恩講(754回忌)が勤められ、大勢の皆様にお参りいただきました。法要を縁に帰敬式(法名授与式)も執行されました。
ご法話は、専行寺の仏教入門講座にもご出講いただいている海法龍先生(真宗大谷派 首都圏教化本部本部員・長願寺住職)。帰敬式にちなんで、仏弟子のこころ、法名等について懇切にお話しくださいました。

〈法話聞書〉
親鸞聖人はお寺を道場「ナラフイエ」と教えてくださいました。仏法(道理)を「習う家」です。仏法にふれて自分の生き方が定まったと仰いました。仏法にふれるにはそのこころにふれた人に出遇うことです。知識や解釈や教養でなく、自分の生き方として道理にうなずいた方々に出遇っていかなければなりません。そういう方々を「諸仏」といいます。教えに出遇った方々です。しかしご自分で「自分は諸仏だ」とは仰いません。親鸞聖人も自分はいつも弟子習う者という立ち位置だと仰っておられました。ですから真宗門徒は僧も俗も等しくお釈迦様の「釋」の一字を苗字として「釋氏」を名のる。それが法名です。

親鸞聖人の主著『教行信証』の正式名称は『顕浄土真実教行証文類』です。「浄土は真実であるということを顕かにする」ということですが、「真実ということを浄土という言葉を通して顕かにする」とも読めるわけです。私たちが真実にふれるための教えであり歴史である、と。仏教は私たちに「真実」「ほんとう」ということを伝えたい。なぜかというと、私たちが意識の底で「ほんとう」を求めているからです。気づかないかもしれないけれど、いい悪い、損得ということを超えて、私たちの内底に実は「ほんとう」ということを求めている心が流れているのです。仏教はそれを「菩提心」と呼びます。一般的な言い方では「宗教心」です。

一人ひとりの存在は尊い。しかしそれに背く人間がある。そのことを深く傷み悲しみ、自分自身の姿に目覚めてほしい、という願いが生まれ、それが南無阿弥陀仏の教えとなって私たちのところに届いています。「如」とは「あるがまま」。「いのちは皆尊い」ということをあらわします。それが私たちのところに来るから「如来」といいます。私たちが背いているから「如来大悲」。「ほんとう」ということにふれてほしいという呼びかけです。「他者とどう向き合っているのか?」「私のこころはどこに立っているのか?」私のこころのあり方をいつも問い返して、人々と同じ命を生きているんだというところに立ち返るような世界を私たちに開いてくださいます。そのことを私たちが生活の中でいただいていくことが願われ求められているのではないでしょうか。

※次回の定例法要は、2016年1月1日(金)に勤められる「修正会」です。ぜひお参りください。

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11月・12月の行事案内

11月
◇報恩講(宗祖親鸞聖人754回忌)
11月3日(火)11時~14時(終了後、懇親会)
〈日程〉勤行・お斎(精進料理)・法話
〈法話〉海 法龍 先生(長願寺住職 / 真宗大谷派首都圏教化推進本部 本部員)
※10時15分より帰敬式(法名授与式)が執行され、新しく仏弟子が誕生します。ぜひ皆様ご参列ください。

◇生を見つめるための「入棺体験会」(申込制)
11月4日(水)19時~20時45分
〈日程〉➀挨拶 ➁環境にやさしいお棺「エコフィン」の説明 ➂入棺体験 ➃話し合い(軽食あり) ➄プチ法話
※私たちは「生死一如」のいのちを生きています。ふだん眼を背けている「死」というものにきちんと向き合ってみると、おのずと自分の「生」を見つめる眼が与えられます。いま終活ブームといわれていますが、ほんとうの意味での「終活」は、その眼をいただくところから始まるのではないでしょうか。毎回、初めてお寺に足を運ぶお若い方々も参加されています。どうぞお気軽にお出かけください。
※「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合うコミュニティ“これから楽交(がっこう)”と専行寺とのコラボ企画です。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

◇参拝旅行会「五箇山・井波・金沢をめぐる旅」
11月24日(火)~26日(木)
〈参加費〉89.000円(各寺参拝志納金を含む)
コース (都合により変更になる場合もあります)
11/24(火) 東京駅(7時30分集合 ⇒〈北陸新幹線〉⇒新高岡駅(専用バス)⇒〈東海北陸自動車道〉⇒西赤尾・ささら館(昼食) ⇒ 赤尾・行徳寺(妙好人 道宗の寺)・岩瀬家⇒五箇山合掌造り 相倉集落 ⇒ 庄川温泉「ゆめつづり」
11/25(水) 宿 ⇒ 井波別院・瑞泉寺(井波彫刻の粋を堪能できる真宗大谷派の別院)・門前町散策 ⇒城端別院・善徳寺(蓮如ゆかりの越中念仏道場。本尊阿弥陀如来は行基作) ⇒道の駅「福光」(昼食)⇒福光・光徳寺(版画家・棟方志功が疎開していた寺。多作品を所蔵)⇒福光美術館 ⇒〈北陸自動車道〉⇒ 山代温泉「菖蒲亭」
11/26(木) 宿 ⇒東尋坊⇒吉崎別院(蓮如ゆかりの吉崎御坊跡)⇒〈北陸自動車道〉⇒金沢・見兼御亭(昼食)兼六園ほか ⇒金沢駅 ⇒〈北陸新幹線〉⇒東京駅(19時頃帰着予定)
※詳細は専行寺までどうぞ。定員25名ですので、お早めにお申し込みください。
※参加お申込みいただいた方には集合などの詳細を出発2週間前に連絡致します。

◇「宗祖親鸞聖人御正忌報恩講」
11月21日(土)~28日(土)京都・東本願寺

12月
New!
◇お寺でカラダもリフレッシュ!「ピラティス教室」(申込制)
12月7日(月)13時
〈指 導〉竹井景子さん(ピラティス&ジャイロキネシス トレーナー /ダンス インストラクター)          〈参加費〉500円                                     ※ヨガと同じストレッチ効果とともに、体幹の筋肉を鍛え、脊柱や骨盤も整えていく「ピラティス」。普通に生活しているだけでは失われていく筋力を回復させてくれます。トレーナーの竹井景子さんは専行寺ご門徒のお嬢さんです。一人ひとりにあったトレーニングで指導してくださいます。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

◇「仏教入門講座」
12月7日(月)14時30分~16時30分
〈法 話〉「正信偈のこころ」海 法龍 先生(長願寺住職 / 首都圏広報誌『サンガ』編集委員)
〈参加費〉500円
※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座。偶数月開催。

◇「真宗大谷派東京4組同朋会」
12月12日(土)13時30分~17時30分
〈会 場〉安閑寺(文京区白山2-13-13)
〈講 師〉渡辺智香 先生(西福寺住職)
〈参加費〉1000円
※詳細は専行寺までお問合せください。

◇修正会に向けての「仏具お磨き奉仕」「年末煤払い奉仕」
12月25日(金)10時~12時(作業終了後、昼食)午後は「煤払い」
※作業しやすい服装でお出かけください。昼食は寺で用意します。
※ご奉仕の可能な時間だけのご参加でも結構です。ご協力をお願いします。


「仏具お磨き奉仕」「輪読会」が開催されました。

10月26日(月)
報恩講に向けての「仏具お磨き」と、午後からは「輪読会」が開催されました。

「仏具お磨き」
本堂に置かれている花瓶やローソクの燭台などの真鍮製仏具をすべて下ろし、ひとつ一つ丹念に磨いていただく奉仕作業です。真鍮ですので磨くと見事に輝きを取り戻します。今回は14名の方にご協力いただきました。おかげさまでピカピカの仏具で法要を迎えることができます。皆様ありがとうございました。
専行寺では年6回の定例法要の前に「仏具お磨き」をお願いしています。奉仕活動を通して、仏さまをより身近に感じていただければ幸いです。終了後は書院でのランチタイムです。

次回は12月25日(金)10時から。(午後は年末お煤払い)
※作業しやすい服装でお出かけください。昼食は寺で用意します。
※ご奉仕の可能な時間だけのご参加でも結構です。皆様のご協力をお願い致します。

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「輪読会」
『同朋新聞』(真宗大谷派発行)や『サンガ』(東本願寺真宗会館 首都圏広報誌)などをご一緒に読み、感想を語り合っています。今回は以下の文章が話し合いの手がかりとなりました。どなたもお気軽にどうぞ。

『同朋新聞2015・11』 インタビュー結城幸司さん「大地に学ぶ―アイヌの精神文化に聞く―」より

インタビュアー「人間を中心にした、勝ち負けや損得、あるいは正義といったことではない世界。そこに人間からのまなざしではなく、人間を見つめている大いなるはたらきの世界(大地性)があるのを感じます。仏教にも浄土とか大信海とか、そこで人間がお育てをあずかるような大事な言葉や場があったのですけれども、それが身体性を失うとともにどんどんなくなってきて・・・」
結城氏「・・・身体性ということで言えば、やはり自分の身をとおした言葉で語るということは大事です。こころから発せられる言葉をぶつけないと。お坊さんのお話を聞くにしても、親鸞の言葉や、仏さまの言葉であっても、本当に感動するのは、親鸞の言葉をそのまましゃべる人ではなく、自分の言葉としてしゃべる人なんですよね。僕らアイヌ文化もそうなんです。文化を伝えるガイドはいくらでもできる。でも、そこの中に自分がアイヌ文化を愛しているのかとか、先人に敬意があるのかは絶対わかるんですね。人間は言葉に出遇い、言葉に導かれてゆくのです。逆に、自分の身体をとおさない言葉は人間をだめにしていくのかもしれないですね」
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