死への自覚が
生への愛だ
田中美知太郎
(2023年06月)
ゆらゆらと
風に柳の日暮らしは
落ち着く根元
ゆるがねばこそ
岩田かね
(2023年05月)
心ほど
心まよわすものはない
香樹院徳龍
(2023年03月)
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ
そのBad Habit
Fukase(SEKAI NO OWARI)
(2023年02月)
仏の教え給えることあり
「心の師とはなるとも、心を師とすることなかれ」と
鴨長明『発心集』
(2022年12月)
人間の要請に応える宗教と
人間そのものを明らかにする宗教との
峻別が明瞭にならないと宗教が曖昧になる
廣瀬 杲
(2022年10月)
頭の中のもののために
殺し合うなんて
ばかげたことをするのは
生物の中でも人間だけだ
池田 晶子
(2022年09月)
生と死が一如になったときに
初めて見えてくる世界がある
青木新門
(2022年08月)
有意義といふことを
振り廻す
無意味
吉田健一
(2022年07月)
拝むとは
拝まれていたことに
気づき醒めることである
高光大船
(2022年06月)