ワークショップ「キャンドル作りと瞑想の時間」が開催されました。

9月11日(金)
ワークショップ「お寺のお堂で、みつろうキャンドルを作って、ともしびを見つめる瞑想の時間」が開催されました。参加者は女性15名プラス住職。

第一部は平井祐子さん(FARADAY代表)の指導による「みつろうキャンドル」作り。みつろう(蜜蝋)とは、ミツバチが巣を作るときに蜂蜜をお腹の蝋分泌腺で蝋に変化させ分泌する透明な蝋。その蝋を触角の長さに六角形に積み上げ、蜂の子供を守るために雨をはじく巣を作る。花粉が付着して色づいていくそうです。
詳細はこちら→http://faradaybellbee.com/

蜜蝋キャンドル作り1
蜜蝋キャンドル作り2
蜜蝋キャンドル2

 

第二部は松田啓子さん(心療カウンセラー)による「ともしびを見つめる瞑想の時間」。心静かに瞑想し真理を観察する「禅定」(大乗仏教の菩薩の修行徳目「六波羅蜜」のひとつ)に通じるものですが、瞑想と言ってもあくまでも体験。本堂の仄かな灯りのなかで、しばらく自作キャンドルのともしびを見つめ、心身がほぐれたところで感想を語り合いました。

瞑想の時間2
瞑想ロウソク 

 

終了後の懇親会は、初対面同士が多かったにもかかわらず、さまざまな話題で盛り上がりました。帰り際には「またお寺に遊びに行ってもいいですか?」といううれしい声が・・・。寺や仏教にも少し親しみを感じてもらえたつどいでした。

蜜蝋瞑想懇親会

9月・10月の行事案内

9月
New!
◆ワークショップ「お寺のお堂で、みつろうキャンドルを作って、ともしびを見つめる瞑想の時間」
9月11日(金)19時~21時
〈参加費〉1000円(手作りキャンドル2つと瞑想用キャンドル付き)
〈持ち物〉キャンドルを持ち帰る袋、あぐらを組める楽な恰好でお越しください。
〈定 員〉12名
〈お申込〉担当の松田までメールかお電話で「お名前」「人数」「ご連絡先」をお知らせください。
メール:kaeru55@forest.ocn.ne.jp
電話:090―1115―6755(留守の場合は伝言をお願いします)

◇秋彼岸法要に向けての「仏具お磨き奉仕」
9月14日(月)10時~12時(作業終了後、昼食)
※作業しやすい服装でお出かけください。昼食は寺で用意します。
※ご奉仕の可能な時間だけのご参加でも結構です。ご協力をお願いします。

◇「輪読会」
9月14日(月)13時~14時30分(上記の奉仕作業日の午後。昼食後に開催)
※『サンガ』(東本願寺「真宗会館」首都圏広報誌)『同朋新聞』(東本願寺発行)などを輪読しています。

◇「秋彼岸法要」
9月20日(日)11時~13時30分 
〈日程〉勤行・法話・お斎(食事)
〈法話〉松井憲一 先生(京都・道光舎 主宰 / 道専寺前住職)
※亡き人を偲びつつ「生きる」ことをともに尋ねてまいりましょう。
※簡単なお弁当を用意しています。墓参はぜひ法要に合わせてお出かけください。

◇「秋彼岸」
9月20日(日)~26日(土)
※墓参およびご門徒宅お内仏参勤

10月

◇「帰敬式 事前学習会」
10月1日(木)11時~13時30分
※11/3の報恩講で執行される帰敬式(法名授与式)を受式される方々を対象に「帰依三宝のこころ」「法名」などについて学びます。(聴講可)

◇「仏教入門講座」
10月1日(木)14時~16時
〈法 話〉「正信偈のこころ」海 法龍 先生(長願寺住職 / 首都圏広報誌『サンガ』編集委員)
〈参加費〉500円
※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座。偶数月開催。

New!
◆お寺でカラダもリフレッシュ!「ピラティス教室」(申込制)
10月1日(木)16時(上記の仏教入門講座終了後に開催します)
〈指 導〉竹井景子さん(ピラティス&ジャイロキネシス トレーナー /ダンス インストラクター)          〈参加費〉500円                                     ※ヨガと同じストレッチ効果とともに、体幹の筋肉を鍛え、脊柱や骨盤も整えていく「ピラティス」。普通に生活しているだけでは失われていく筋力を回復させてくれます。トレーナーの竹井景子さんは専行寺ご門徒のお嬢さんです。一人ひとりにあったトレーニングで指導してくださいます。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

◇報恩講に向けての「仏具お磨き奉仕」
10月26日(月)10時~12時(作業終了後、昼食)
※作業しやすい服装でお出かけください。昼食は寺で用意します。
※ご奉仕の可能な時間だけのご参加でも結構です。ご協力をお願いします。

◇「輪読会」
10月26日(月)13時~14時30分(上記の奉仕作業日の午後。昼食後に開催)      
※『サンガ』(東本願寺「真宗会館」首都圏広報誌)『同朋新聞』(東本願寺発行)などを輪読しています。

◇「真宗大谷派東京4組同朋会」
10月開催予定


2015年9月の言葉

今を生きずに
いつを生きる
ここを生きずに
どこを生きる

大神信章


「仏教入門講座」が開催されました。

8月24日(月)

仏教入門講座が開催されました。ご法話は海法龍 先生。「正信偈のこころ」をテーマにお話しいただいています。今回は「一切善悪凡夫人・聞信如来弘誓願」の一節を手がかりに、人間の「善悪」の問題と「業縁存在」ということについて詳しくご教示いただきました。

 

〈法話聞書〉

「私たちはこの身を持って生まれてくる。この身を持って生きている私がいて、もうひとつ自分ということを意識する私がいる。自意識です。仏教でいう自我。この身は自分で作った身ではありません。この身は単なる肉体ではなくて、私が私になってきた歴史的背景を持っている。事実は身が先ですが、自意識はどこまでも自分ということが中心で、この身とその歴史が見えなくなる。自意識が満足することが一番の目的になってしまうのです」

「仏教でいう“分別”とは人間の意識の作用をあらわしています。この身を持っているがゆえに、それを保つために善悪の価値観が生まれる。すべて善と悪に分け別して考える。時代が変わっても善悪という心の作用は変わりません。何が善か悪かということは時代によって変わってくる。今の時代の善悪の基準は経済であり、戦前戦中は国家神道体制の価値観でしょう。利害の合わないものを力で排除していく。人間のものの考え方が人間を傷つけていくことになってしまう。そういう価値観を人間は誰もが持っているのです」

「仏教は人間というものを“業縁存在”と観ています。業というのは歴史。たとえば病気の体質など、この身が持っている業もあるし、善悪の価値観も持っている。そこには両親・家・地域・国・その時代によって育まれてきた歴史がある。その影響を身に受けながら縁としていく業縁存在です。この身と善悪の価値観を見失って生きてきた歴史がそこに見えてくる。そこに目を開いていくことが“信心”だと、そういうことを教えは私たちに伝えようとしているわけです。すると、そこには過去をこの身にいただいて未来を考えていく責任がある。その責任を持って生きることが南無阿弥陀仏のお心です。鈴木大拙先生は“業”という言葉を“Responsibility(責任)”と英訳されました。私と人類の歴史にはひとり一人に責任があるということなんです」

〈次回予定〉

日時  10月1日(木)14時から。

法話  「正信偈のこころ」海法龍 先生(長願寺住職/首都圏広報誌『サンガ』編集委員)

※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座です。連続講座ですが途中からでもお気軽にどうぞ。引き続き16時から「ピラティス教室」(申込制)も開催されます。ご予定ください。

仏教入門講座2015・8

 

 

2015・8 朝顔

「お盆法要」が開催されました。

7月5日(日)
お盆法要が勤められ、新盆を迎えられた皆様をはじめ、大勢の方がお参りくださいました。ご法話は本願寺横浜別院ご輪番・竹部俊惠先生にご出講いただきました。

「このお経(仏説盂蘭盆経)の最も重要なことは、親の慈悲そのものとしての“賜りしいのち”の尊さに気付かせようと計らわれた、お釈迦さまのお心にあるのではないでしょうか。ですから、真宗門徒は、お盆を単なる先祖供養と捉えるのではなく、先祖とまとめて言っている途切れることなく私にまで届けられたいのちが、いかに希有なものであったかを自覚したいものです。そのいのちをたずね、仏法を聞き続け、私自身がお念仏を喜べる人になりましょう。お盆は、実は亡くなっていかれた方からのそういう願いが込められていたのです。お盆は、私のための仏事だと気付かされます」(法話レジュメより)

「前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え、連続無窮にして、願わくは休止せざらしめんと欲す。無辺の生死海を尽くさんがためのゆえなり」(『安楽集』道綽禅師)

次回の定例法要は、9月20日(日)秋彼岸法要(法話・松井憲一先生)です。ぜひお参りください。

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お盆法要2015本堂中尊
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お盆法要2015法話
お盆法要2015掲示板

 

 

 

 


7月・8月の行事案内

7月
◇お盆(墓参・ご門徒宅お内仏参勤)
7月1日(水)~16日(木)

◇仏具お磨き奉仕
7月1日(水)10時~12時(作業終了後、昼食)
 ※作業しやすい服装でお出かけください。昼食は寺で用意します。
 ※ご奉仕の可能な時間だけのご参加でも結構です。ご協力をお願いします。

◇輪読会
7月1日(水)13時~14時30分(上記の奉仕作業日の午後。昼食後に開催)

◇お盆法要
7月5日(日)11時~15時 
〈日程〉勤行・法話・お斎(食事)
〈法話〉竹部俊惠 先生(本願寺横浜別院 輪番)
※大切な方のご命終を尊い仏縁として、私たち自身の生き方を共に尋ねてまいりましょう。どなたもご自由にお参りください。

◇生を見つめるための「入棺体験会」(申込制)
7月23日(木)19時~20時45分
〈日程〉➀挨拶 ➁環境にやさしいお棺「エコフィン」の説明 ➂入棺体験 ➃話し合い(軽食あり) ➄プチ法話
※私たちは「生死一如」のいのちを生きています。ふだん眼を背けている「死」というものにきちんと向き合ってみると、おのずと自分の「生」を見つめる眼が与えられます。いま終活ブームといわれていますが、ほんとうの意味での「終活」は、その眼をいただくところから始まるのではないでしょうか。毎回、初めてお寺に足を運ぶ方々も参加されています。どうぞお気軽にお出かけください。
※「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合うコミュニティ“これから楽交(がっこう)”と専行寺とのコラボ企画です。
※お申込みは専行寺へどうぞ。

8月
◇お盆(墓参・ご門徒宅お内仏参勤)
8月 1日(土)~16日(日)

◇仏教入門講座
8月24日(月)15時(終了後、暑気払い懇親会)
〈法話〉「正信偈のこころ」海 法龍 先生(長願寺住職 / 首都圏広報誌『サンガ』編集委員)
※これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい入門講座。偶数月開催。


「ピラティス教室」と「仏教入門講座」が開催されました。

6月12日(金)

「ピラティス教室」と「仏教入門講座」が開催されました。

ピラティスはヨガと同じストレッチ効果とともに、体幹の筋肉を鍛え、脊柱や骨盤も整えていく運動です。本堂で運動をするという稀有な体験ですので、最初は緊張気味の方もいらっしゃいましたが、最後は皆さんリラックスして体をほぐされました。

引き続いての「仏教入門講座」。これから仏教を聞いていきたいという方にもわかりやすい講座です。現在は、浄土真宗のお勤めとしても親しまれている「正信偈(しょうしんげ)」(親鸞作)を学んでいます。連続講座ですが、途中からでもご参加いただけます。どなたもぜひお気軽にどうぞ。

開催要項
・テーマ  「正信偈のこころ」
・講 師  海法龍 先生 (長願寺住職/東本願寺教導/『サンガ』編集委員)
・開催日  8月24日(月) 10月1日(木) 12月7日(月)  2016年2月4日(木)

ピラティス教室2015・6
法話会2015・6

2015年6月の言葉

真実の利益とは、
この人生を
まことに尽くさせていただく立脚地が明らかになることである。

池田勇諦


「2015 親鸞聖人につどう同朋大会」が開催されました。

6月2日(火)
「2015親鸞聖人につどう同朋大会」(テーマ「今、いのちがあなたを生きている」主催・真宗大谷派東京教区)が文京シビックホール(大ホール)にて開催され、1200名余りの方々が参加されました。

作家の高史明(コ・サミョン)先生による記念講演「念仏よ興れ!」とパネルディスカッション。高先生は、ご子息の自死を契機に『歎異抄』に導かれ、親鸞聖人の教えに深く帰依された方です。人間の知恵を絶対化し、さまざまな悲劇を生み出している現代。念仏こそがいよいよ時機純熟の教えであると語られました。聖人の説かれた「自然法爾(じねんほうに)」の教えを私たち一人ひとりがどう受け止めていくのか?大切な問いをいただきました。

2015同朋大会 開会式
同朋大会写真 高先生

永代経法要が勤められました。

5月24日(日)
永代経法要が勤められ、併せて専行寺維持会総会が開催されました、「永代経」は永代にわたって経典が読み継がれ、教えが伝えられていくことを願いとする法要です。これまで専行寺に縁のあったすべての方の仏事として、毎年この時期に勤められています。今年は三重県から藤本愛吉先生(正寶寺住職/京都大谷専修学院 元指導主事)にご出講いただきました。

「“出会い”と“ゆきちがい”。人生の問題をこういう言葉で考えていくのだと教えられました。私たちはどうしてもゆきちがう。ゆきちがう因を持っている。親鸞聖人が学ばれて大切にされた「凡夫」の自覚、仏さんが目覚めた言葉です。私たちは教えに会わないと自分がどこにいるかわかりません。この心がゆきちがいを生むとわかっていれば対立していかない。対立しても元に戻っていける。そのことを生活の中で確かめていくのです。親鸞聖人は比叡山の常行三昧堂で一人で修行しておられました。それよりもはるかなる修行が生活のど真ん中というものです。人がいる。友がいる。夫婦がいる。子供がいる。爺ちゃん婆ちゃんがいる。私たちははるかなつながりの中で生きている。念仏は、その一緒に生きる場で学んでこそ深く学べるのです。生活に開くような学びをお互いにしていけたらなあと思います」

京都の学校で共同生活を送り、共に学ばせていただいた先生の言葉は心に響きました。
次回の定例法要は、7月5日(日)お盆法要(法話・竹部俊惠先生)です。ぜひお参りください。

永代経2015法話
永代経2015おとき永代経2015 阿弥陀経